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第29回:労働生産性

労働生産性とは
労働生産性 = 付加価値
従業員数の2期平均
付加価値を従業員数で割ると1人辺りどれだけの付加価値を創造しているのかを見ることができます。ある2つの会社で付加価値が同額でも従要員数に差があれば、従業員数の少ない方が従業員1人が生み出す付加価値が高い事になります。付加価値を従業員数で割ってもとめる数値を労働生産性といい、労働生産性が高いほど1人辺りの従業員が生み出す付加価値が高いことになります。労働生産性とは従業員の生産性を見る指標なのです。


労働生産性の見方
高い労働生産性には以下のような理由が考えられます。

・従業員一人一人が効率的に価値を生み出している。
・会社に競争力がある。
・会社の仕事がはかどっている。


問題点の洗い出し
労働生産性の改善策を検討する際は、労働者の能力や意欲だけに問題があるとは限りません。設備などの生産的要素が労働と旨くかみ合わずに有効に機能していない場合もあります。どこに問題があるのかをしっかりと見極める事が大事です。


会社のシステムの見直しも重要
労働生産性を上げるには従業員の能力やがんばりも大切ですが、システム全体をよりよい物へと改善していく試みも重要です。たとえばタクシー会社を例に出すと、GPSを導入することでタクシーの現在位置が即座に把握でき、タクシーの要請がかかれば現場近くのタクシーをすぐに向かわせることが可能となります。この結果タクシーの適正配置が進み一台辺りの売上の向上にもつながり、一人当りの付加価値(労働生産性)も向上します。このように情報力や効率化を高める新システムを導入することでも労働生産性を向上させることができるのです。


労働生産性の見方
労働生産性は付加価値と同じように同業他社や自社の過去の実績との比較が有効でしょう。業種別では不動産業などのように取扱商品の金額が大きなところや、製造業のような機械化する事で効率化され少人数での運営が可能となった業種が比較的労働生産性は高いようです。



労働生産性を分解して分析
労働生産性を高めるにはどうしたらいいのかを考えるときは、労働生産性という指数を分解して考えてみるのも1つの方法です。

1人当りの売上高と売上高付加価値率に分解
労働生産性の分子と分母に売上高を掛けて分解すると1人当りの売上高と売上高付加価値率になるので、それぞれを高める施策をとることで労働生産性を向上させることができます。


売上高付加価値率と労働装備率と固定資産回転率に分解
労働生産性の分子と分母に売上高と固定資産を掛けて分解すると、売上高付加価値率と労働装備率と固定資産回転率になるので、それらを高めれば労働生産性は向上します。労働装備率は労働集約型の生産形態から機械化を進めていくことで高まり、固定資産回転率は固定資産を有効活用して売上高を伸ばすことで高まります。したがってこの分析の仕方から労働生産性を高めるには機械化や自動化などの投資を進めて効率化を計ることが重要だという事がわかります。





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