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第24回:限界利益

限界利益とは
限界利益とは売上高から変動費を引いた金額で、限界利益率とは売上高に占める限界利益の割合です。

限界利益 = 売上高 - 変動費
限界利益率 = 限界利益  × 100
売上高

限界利益は売上高と変動費の差額ですので損益分岐点の売上高では限界利益イコール固定費となります。いいかえれば限界利益で固定費を回収できていると言うことです。損益分岐点よりも売上高が上になると限界利益は固定費を回収してさらに利益をも含んでいる事になります。したがってその時の限界利益から固定費を引いた金額がそのまま利益となるわけです。



損益分岐点よりも高い売上高と損益分岐点売上高の差額を求めるとします。そしてその売上高の差額の限界利益を求めるとします。限界利益には固定費も含まれていますが損益分岐点売上高の時点ですでに固定費は回収されています。それ以降の差額の売上高すなわち損益分岐点売上高からの増加分の売上高にかかる費用は変動費のみです。したがって差額の売上高から変動費を引いた金額である限界利益がそのまま利益となりますので、差額の売上高に限界利益率をかければ利益を求めることが出来るのです。

売上高と損益分岐点売上高、限界利益率がわかれば利益の金額を求めることが出来ると言うわけです。

売上高 100億円
固定費 40億円
変動費率 0.55%

損益分岐点 40 % (1 - 0.55) = 89(小数点切上げ)

売上高ー損益分岐点売上高 100 - 89 = 11
限界利益率 1 - 0.55 = 0.45
その時の利益 11 × 0.45 = 5(小数点切上げ)


限界利益を用いる
限界利益は主に内部分析に使われます。部門ごと、商品ごと、地域ごとなどそれぞれに限界利益率を求めれば、収益性が一目瞭然となり改善すべき点を洗い出すことが出来ます。例えばAからEまで商品があり限界利益を求めればどの商品が収益性が低いのかが判明するので、収益力の改善や撤退など具体的な対策を立てる糸口となります。

種類売上高限界利益限界利益率
A40015037.5%
B30012040%
C2007035%
D50015030%
E2006030%


限界利益の注意点
各部門の収益性を比較・検討するのに便利な限界利益率ですが、すでに述べた通り限界利益では固定費が考慮されていませんので本当の利益ではありません。したがって全体的な経営計画を立てる際は固定費についても設備投資の際の予算計画や、減価償却費などの管理が必要となります。利益を高めるためには限界利益率を上げるために変動費を抑えると同時に固定費の管理にも目を配ることが大切なのです。





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