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第1回:PERについて
・株価の評価に使われる指標。
・業種ごとに平均PERは異なる。
・単純にPERが低いから割安と言うわけではない。
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ある企業の現在の状況
現在の株価 = 20
1株当たりの利益 = 2
適正PER(仮) = 10
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将来の利益状況
現在の株価 = 20
将来の1株当たりの利益 = 4
PER = 5
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将来の利益に見合った適正株価
適正株価 = 40
将来の1株当たりの利益 = 4
適正PER(仮) = 10
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適正株価を現在の利益に当てはめてみる
適正株価 = 40
現在の1株当たりの利益 = 2
PER = 20
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投資家は本来その企業の現在の状況だけをみるのではなく、
将来に渡る収益をも予想して投資をするものです。
仮にここでは便宜的に適正PERを10として話を進めます。
その企業が将来に渡って収益が変わらなければPERは10のままでしょう。ところが収益が増えれば、現在の株価だと将来の利益に対して割安になります。そこで株価は上昇しますが、現在の利益から見ればその株価は割高に見えるのです。逆に将来の利益が減少するのであれば株価は将来の利益に対して割高になるので株価は下落します。しかしながらその株価は現在の利益から見ると割安に見えるのです。
株価が利益に対して割安かどうかを判断するPERと言う指標ですが、
同じ株価、同じ利益の企業でも将来の予想利益が異なれば、
現在の株価は異なり同時にPERも異なるということです。
ですからPERだけを見比べて、PERが低いから割安、
PERが高いから割高と言う判断はあまり意味がありません。
一番重要なのはその企業の成長性をきちんと見極めることです。
ただしこれが一番難しいことなのですが。
PERを見るときはPERが高ければ将来性を買われてるんだなといった具合に
現在の市場がその企業の将来性をどのように判断しているかの
1つの目安として利用するといいでしょう。
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例えばある業種の平均PERが30としましょう。
確かに業種が同じであれば成長率も近くなる傾向にあります。
成熟産業の成長率よりも、現在成長著しい業種の方が当然成長率は高くなるでしょう。
したがって一般に成熟産業であればPERは低めで、
成長産業であればPERは高めになります。
しかしながら同じ業種であっても当然企業ごとに成長率は異なります。
大きく成長するところもあればあまり成長できないところもあるでしょう。
業界平均PERが30倍で、ある企業のPERが20、だから割安とは判断できないと言うことです。
それは市場がその企業はその業界の他の企業に比べ成長性が低いと判断した結果なのです。
逆に言えばPERが40だからと言って割高ともいえないということです。
やはり大事なのはPERがどうのこうのではなく、その企業の成長性の判断になります。
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