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鉄鋼業界 vol5
2010年度の鉄鋼業界の動向
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2010年度の中国の粗鋼生産量は6.26億トンで前年度比9.3%増を達成、世界全体でみても14.13億トンで前年度比16%増を達成しており鉄鋼業界は世界的に活況をていしているようです。中国の粗鋼生産量ですがすでに世界ナンバーワンの地位を確保しており、2位の1.72億トンの欧州連合と、3位の1.09億トンの日本に大差をつけている状況です。世界全体に占める割合も44%とすでに半分近くにまで達しています。
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| 順位 | 企業名 | 生産量 | 前年比 |
| 1位 | 河北鋼鉄集団 | 5,286万トン | 31.4% |
| 2位 | 上海宝鋼集団 | 4,450万トン | 14.5% |
| 3位 | 武漢鋼鉄 | 3,655万トン | 20.5% |
| 4位 | 江蘇沙鋼 | 3,012万トン | 14.1% |
| 5位 | 首鋼集団 | 2,584万トン | 49.5% |
| 6位 | 山東鋼鉄集団 | 2,315万トン | -12.2% |
| 7位 | 鞍山鋼鉄 | 2,100万トン | 4.3% |
| 8位 | 本渓鋼鉄 | 1,680万トン | 85.4% |
| 9位 | 馬鞍山鋼鉄 | 1,540万トン | 3.8% |
| 10位 | 湖南華菱鋼鉄集団 | 1,511万トン | 27.9% |
参考:新日鉄ガイド 主要鉄鋼企業
前回の記事では2006年の業界トップテンを見ましたが、2010年度では登場企業が大きく様変わりしています。まずトップの河北鋼鉄集団ですがこちらは河北省が中心となって再編を進めて誕生させた企業です。2008年6月、河北省最大で業界内でも2位の唐山鋼鉄集団を中心に、省内2位の邯鄲鋼鉄と合併させ企業名も唐山鋼鉄から河北鋼鉄へと変更しました。さらに吸収合併を積極的に進めることで現在の規模を達成しています。
2位の上海宝鋼集団は老舗の企業ですがこちらも近年積極的な設備投資と買収戦略を進めることで生産規模を大きく拡大しています。3位の武漢鋼鉄、4位の江蘇沙鋼、5位の首鋼集団も積極的な事業展開で生産規模拡大に努めてきました。
6位の山東鋼鉄も近年の再編によって誕生した企業で、2008年3月同じ山東省を基盤とする済南鋼鉄と莱蕪鋼鉄が合併して生まれました。7位の鞍山鋼鉄は2006年度で業界3位でしたがここ数年で順位を落としてしまいました。生産規模は拡大しているのですが、他社の勢いと比べると見劣りが目立ちます。8,9,10位も近年上位に顔を並べる企業です。
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鉄鋼業界世界第1位はアルセロールミタルで粗鋼生産量は9050万トン、かつての世界1位である新日鉄は3614万トンで第5位となっています。中国企業は世界第2位、第3位、第4位、第8位、第9位にランクインしています。第2位の河北鋼鉄集団と11位の山東鋼鉄集団ですがどちらも2008年に合併によって誕生した企業です。両社に共通していることはどちらも同じ省内での企業同士の再編により誕生した企業だという事です。今後も同一省内での企業再編は積極的に進んで行く事が予想されます。さらに省をまたぐような再編にまで発展すれば世界に名だたる巨大鉄鋼会社が新たに2社、3社と誕生することも十分に考えられます。
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