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エネルギー業界 vol7
大手3社の各事業部門について
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大手石油会社には採掘事業や製油事業、石油化学事業など様々な部門がありますが、部門ごとに各社でその事業規模を比較して見ることで、各部門での事業規模のもっとも大きな会社はどこなのかを見ていきたいと思います。
採 掘 事 業 | ・原油生産量 | 84350万バレル(-3.1%) |
| ・原油確認埋蔵量 | 112億バレル(0.4%増) |
| ・天然ガス生産量 | 8億3070万バレル(前年比0.9%増) |
| ・天然ガス確認埋蔵量 | 63兆立方フィート(3.4%増) |
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製 油 事 業 | ・原油加工量 | 82860万バレル(11670万トン)(-2.5%)
1トン = 7.1バレル(比重0.9の場合) |
| ・ガソリン生産量 | 2211万トン(-5.8%) |
| ・重油生産量 | 4882万トン(1.1%増) |
| ・石油生産量 | 225万トン(2.0%増) |
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石 油 化 学 | ・エチレン生産量 | 298万トン(11.7%増) |
| ・合成樹脂生産量 | 448万トン(9.3%増) |
| ・合成繊維生産量 | 147万トン(-10.1%) |
| ・合成ゴム生産量 | 42万トン(22.1%増) |
| ・尿素生産量 | 397万トン(3.9%増) |
採 掘 事 業 | ・原油生産量 | 30115万バレル(1.47%増) |
| ・原油確認埋蔵量 | 28億バレル(2008年度) |
| ・天然ガス生産量 | 2989億立方フィート(2.20%増) |
| ・天然ガス確認埋蔵量 | 7兆立方フィート(2008年度) |
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製 油 事 業 | ・原油加工量 | 129660万バレル(18262万トン)(6.71%増)
1トン = 7.1バレル(比重0.9の場合) |
| ・ガソリン生産量 | 3443万トン(16.12%増) |
| ・重油生産量 | 6886万トン(-1.26%) |
| ・石油生産量 | 1039万トン(30.04%増) |
| ・軽油生産量 | 2687万トン(16.22%増) |
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石 油 化 学 | ・エチレン生産量 | 671万トン(6.74%増) |
| ・合成樹脂生産量 | 1030万トン(6.89%増) |
| ・合成繊維生産量 | 130万トン(3.25%増) |
| ・合成ゴム生産量 | 88万トン(6.00%増) |
| ・尿素生産量 | 175万トン(6.25%増) |
採 掘 事 業 | ・原油・天然ガス生産量 | 22770万バレル(17.2%増)
天然ガスがバレルに換算されて原油と一緒くたに表示されているため(天然ガスのおおよそ6千立方フィートが石油1バレル) |
| ・原油確認埋蔵量 | 16億バレル(5%増) |
| ・天然ガス確認埋蔵量 | 5.9兆立方フィート(5%増) |
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採掘事業ではペトロチャイナの事業規模が最も大きく、原油生産では他の2社の倍以上に達しています。天然ガスに至っては10倍以上もの開きがあります。また確認埋蔵量でみても同様です。製油事業ではシノペックがペトロチャイナと競ってはいるものの、最も大きな事業規模となっています。中でも原油加工量ではペトロチャイナが生産量とほぼ同規模の加工量となっているのに対して、シノペックでは生産量の4倍もの原油を加工しています。これは原油を自社生産だけではなく、外部からも大量に調達して製油事業を行っていることを示しています。石油化学事業についても同様でシノペックが最も大きな事業規模となっています。
シノックについては総合石油化学メーカーへの脱皮を目指していて、製油事業や石油化学事業への積極投資の姿勢を打ち出してはいますが、業績発表などでも生産実績などの数値は確認することができなかったため、おそらく事業の中心は現状では採掘事業が担っているものだと思われます。
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資源会社は国際的な資源価格の変動に業績が大きく左右されるものです。また事業内容やその割合によっても影響の仕方が大きく異なります。例えば資源価格が高騰すれば採掘事業の割合が大きい会社は業績に大きな追い風となりますが、製油・石油化学事業の割合が大きい会社では資源調達コストが跳ね上がりますので業績の大きな足かせとなります。逆に資源価格が低迷すれば採掘事業の割合が大きな会社にとっても収益悪化の要因となりますが、製油・石油化学事業の割合が大きな会社では資源調達コストが低下し、業績向上の助けとなります。総合的に事業を展開する企業では、今後の資源価格への動向も踏まえ、それぞれの事業部門にどの程度経営資源を割り当てるのかといった判断も経営上重要なものになると思われます。
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