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家電業界 vol7
華為技術について
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今回は前回の2005年度電子産業売上トップ10のコラムでも収益性が際立っていた大手電子メーカー華為技術について見ていくことにします。
基本情報
| 社名 | 華為技術有限公司(ファーウェイジーシュー) |
| 本社 | 広東省深セン |
| 創業 | 1988年 |
| 上場 | 未上場 |
| 事業内容 | 通信機器、通信装置、ソリューション、通信基地局設備、移動端末 |
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まず中国は1980年代に電話交換機が旧来のクロスバー式からデジタル式へと転換が進められた背景があります。これに伴い国内では生産できないデジタル式の電話交換機の需要を満たすためにまずは輸入でまかない、次に大手外資メーカーのアルカテルやシーメンス、NECとの合弁会社による生産で電話交換機を普及させて行きました。その後純国産の実現を達成すべく国有企業による生産も試みられ、巨龍、大唐、中興といったいくつかの国有企業も誕生しました。そんな中1988年に設立された華為技術は民間企業でありながら98年には合弁会社やその他の国有企業をも退け、電話交換機市場で堂々の1位へと躍進していったのです。
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売上高の推移(億ドル)
| 年度 | 年度(前年比) | 海外売上 | 海外売上比率 |
| 2008年 |
233(46%増) | 174 | 75% |
| 2007年 |
160(45%増) | 115 | 72% |
| 2006年 |
110(34%増) | 72 | 65% |
| 2005年 |
82(46%増) | 48 | 58% |
| 2004年 |
56(47%増) | 23 | 41% |
2008年度通信機器メーカー売上高世界TOP5
1位 シスコシステムズ
2位 エリクソン
3位 アルカテル・ルーセント
4位 ノキアシーメンスネットワークス
5位 華為技術
2002年には売上高27億ドルにすぎなかった企業がたったの6年で233億ドルの企業にまで急成長しているのですが、それもそのはず毎年平均して40%以上もの増収を達成しているからなのです。2008年にはすでに世界第5位の売上をしめるにまで至っています。中国企業の急成長というと旺盛な国内需要の拡大が背景としてあげられますが、もちろん中国市場でも売上を大きく伸ばしているのですが、特筆すべきは海外市場での売上の伸びです。同社は当初から売上に占める海外市場の割合を大きくすることを目標としてきましたが、2008年にはすでに75%が海外での売上となっています。華為技術は巨大な中国市場での存在感だけを背景に大きな売上高を達成して世界5位に位置しているのではなく、他の世界大手メーカーと同様世界市場での大きな売上によってその地位を確立しているのであり、紛れもない国際的な企業といえるのではないでしょうか。
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世界270の通信事業者に製品・ソリューションを提供。世界の通信事業者トップ50のうち35社に提供している。中国電信、中国移動、中国網通、中国聯通などの中国大手通信事業者はもちろんのこと、ブリティッシュテレコムやAIS、テレフォニカ、シンガポールテレコム、日本のイーモバイルも主要な顧客となっている。イーモバイルは基地局設備と携帯端末を採用。
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華為技術では61000人(2007年)の従業員のうち実に48%もの割合で研究開発員へと人員を割いています。また常に対売上高研究開発費10%以上を掲げそれを達成してきています。中国の電気関連企業で対売上高研究開発費に10%以上もの数字を達成している企業はほとんどありません。さらに2008年には特許の国際出願件数で世界1位を達成しました。とにかく研究開発に非常に力を入れている企業なのです。
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創業当初はわずか7,8人が200〜400元を持ちよって立ち揚げたベンチャー企業にすぎなかった華為技術ですが、わずか20年で世界有数の国際企業へと変貌を果たしました。しかもそれが中国国内でのガリバーという地位でなし得たのではなく、世界市場での大きな売上をもって達成したというから驚きです。図体ばかりでかくなって競争力がなく保護政策により守られている企業も少なくないであろう中国企業群において華為技術は国際市場でも闘えるだけの技術力を蓄え、あくなき研究開発への投資によりさらに世界市場での存在感を増すべく奮闘している魅力的な企業のひとつなのです。
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