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エネルギー
業界vol6

2006年度のエネルギー需要の動向


はじめに
今回は中国の石油需要の動向についてみていくことにします。日本国内のニュースでも中国の経済成長に伴う石油消費量の増大が世界の石油市場にも大きな影響をあたえているとよく耳にしますが、実際近年の消費量の推移をみてみるとその分析もなるほどなと理解できます。下の表からもわかる通り、2001年と2005年の消費量を比較してみると、わずか5年のあいだでその量は1.5倍にも膨らんでいます。生産量も年々増加していますが、消費量と比較してみるとその差は歴然です。その不足分を補っているのが輸入量になります。輸入量はこの5年でなんと2倍にまで膨らみ、生産量とほぼ同額にまで達しています。これだけの量を国外から輸入しているのです。世界の石油価格への影響が大きいというのも当然の話でしょう。今後も消費量の増加に伴って輸入量が激増する事が予想されます。そうなると世界の原油市場への影響も今以上に大きくなるでしょう。

なお意外なことですが、このような状況にありながらなんとまだ中国は石油の輸出も続けているのです。 その量は2005年度は増えましたがほぼ毎年一定額を維持しているようです。

中国の石油消費・生産・輸入量の推移(万トン)
年度消費量生産量輸入量輸出量
01年22,83816,3959,1182,046
02年24,77916,70010,2092,139
03年27,12616,96013,1892,540
04年31,69917,58717,2912,240
05年32,53518,13517,1632,881
資料:中国統計局

大手3社の業績と石油生産量
次に大手石油会社3社の業績と石油生産量の動向について見て行きます。各社とも売上高、利益共に順調に伸ばしてきているようですが、これに大きく貢献している事としてあげられるのが昨今の原油市場の価格高騰と天然ガス生産量の増加です。特に天然ガスは石炭に大きく依存する中国のエネルギー事情を改善する意味でも今後も消費量は増加することが予想されます。幸いにして中国は天然ガス資源は豊富なので当分は増産と言う形で需要に対応して行く事も可能でしょう。問題は石油です。各社揃って前年度比で増加はしているものの微増にとどまっています。なかなか生産・開発体制の充実への取り組みが目に見える形で実を結ぶまでには至っていないようです。それは中国市場全体の生産量の伸びを見てもわかります。今後はいかにして原油生産量を上げていくか、そのために原油資源の開発・獲得をいかに積極的に進めていくかという事が各社共通の課題となるでしょう。

中国石油天然気(ペトロチャイナ)2006年度
・売上高6889億元(前年比24.8%増)
・純利益1422億元(前年比6.6%増)
・原油生産量8億3070万バレル(前年比0.9%増)
トン換算 1億1170万トン
1トン = 7.1バレル(比重0.9の場合)
・天然ガス生産量13719億立方フィート(前年比22.5%増)

中国石油化工(シノペック)2006年度
・売上高1兆446億元(前年比30%増)
・純利益506億元(前年比28%増)
・原油生産量2億8519万バレル(前年比2.2%増)
トン換算 4016万トン
1トン = 7.1バレル(比重0.9の場合)
・天然ガス生産量2565億立方フィート(前年比15%増)

中国海洋石油(シノック)2006年度
・売上高889億元(前年比28%増)
・純利益309億元(前年比22%増)
・原油生産量1億3600万バレル(前年比4%増)
トン換算 1915万トン
1トン = 7.1バレル(比重0.9の場合)
・天然ガス生産量1790億立方フィート(前年比26%増)





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text 2007/10/23







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