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家電業界
vol6

2005年度電子産業売上トップ10


はじめに
今回は2005年度の中国の電子産業の売上高上位10社について見て行きます。まずは以下の表をご覧ください。

■2005年度電子産業売上トップ10(単位・万元)
順位会社名売上高営業利益主用品目
1聯想10,818,936205,167パソコン、携帯電話
2海爾集団10,393,583131,950電子製品、通信製品、パソコン部品、ソフトウェア、家電製品
3京東方科技集団5,481,378-6,706液晶部品、ブラウン管、ディスプレー
4TCL集団5,214,954118,090カラーテレビ、携帯、パソコン、エアコン
5華為技術4,696,689514,966プログラム制御交換盤
6美的集団4,249,79077,600エアコン、冷蔵庫、洗濯機、コンプレッサー
7海信集団3,337,73062,065カラーテレビ、エアコン、冷蔵庫、携帯電話
8上海広電(集団)2,930,206-46,674カラーテレビ、ブラウン管、携帯電話、液晶スクリーン
9熊猫電子集団2,812,32462,535無線基地、プログラム制御交換盤
10北大方正集団2,588,09385,024電子出版システム、パソコン、ノートパソコン、サーバー
※参考 中国電子信息百強企業網

売上規模の拡大
売上高トップの聯想は今や日本円にして1兆6000億円もの売上を誇る企業に成長しました。聯想といえば2004年12月のIBMのパソコン事業の買収のニュースが記憶に新しいところですが、これにより大きく売上高を伸ばして来ました。2位の海爾集団はここ数年中国家電業界のTOPとして業界を引っ張ってきた企業です。こちらのコラム「中国の家電業界について」の2001年の売上ランキングと比較した時の各社の売上高は、伸びはばらばらですが総じて増加しています。そんな中上海公電だけが売上が減少に転じているのです。同社は2005年度も営業赤字を計上しており、売上も伸びずに利益も上がっていない現状では経営環境も厳しいと言わざるをえないでしょう。

利益率の低さ
売上規模では先進国列強の家電メーカーとの差も縮まりつつありますが、いいことばかりではありません。収益性を見る指標の1つである売上高営業利益率をみると売上高上位の聯想も海爾集団も1%程しかありません。欧米各社と比較して利益率がまだまだ低いとされる松下やシャープなどの日本の大手家電メーカーでも5%はあるのでこれがいかに低い数値かがわかるかと思います。ではなぜ利益率がこうも低いのでしょうか。海爾集団、聯想に代表される大手家電メーカーのビジネスモデルと言うのは基幹部品は技術力を持った外部メーカーから購入し、それを組み立てて製品にして販売をするというのが大半です。これでは参入障壁も低いので、多くのメーカーがこぞって参入して過当競争へとつながってしまいます。こうなると価格で勝負せざるをえませんので利益率は当然低くなるわけです。

改善策は2つ考えられます。一つは大きな市場シェアを確保することで大量生産によるコスト競争力をつけること。もうひとつは技術力を高めて他社との差別化を推し進めることでしょう。海爾集団などはここ数年来価格競争からは距離を置き、技術力やデザインで差別化し高級路線で収益率を高めることを経営目標にすると掲げていますが、財務指標をみるにまだ十分に成果が出ているとはいえないようです。

際立つ華為技術の収益性
大手10社の中で飛びぬけて営業利益率の高い企業があります。プログラム制御交換盤などの通信機器を製造販売している華為技術です。同社はプログラム制御交換盤と言う基幹部品を扱う企業で、他の大手メーカーのように組み立て型ビジネスモデルが主流ではないと言うのが特徴でしょう。華為技術の製品は中国電話や中国移動、中国網通などの中国通信企業だけでなく、ブリティッシュテレコムやテレフォニカ、シンガポールテレコムなどでも採用されているため技術力には定評があるようです。日本でも携帯事業に新規参入したイーモバイルに華為技術製の基地局が採用されています。

中国電子信息百強企業網
こちらは中国情報産業部のサイトで、毎年国内電子産業の売上高上位100社を集計して発表しています。各社へのリンクもあるので、各企業のサイトへの訪問にも便利です。データは2001年度から閲覧できます。

中国電子信息百強企業網





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text 2007/03/27






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