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エネルギー
業界vol5

石油化学部門について


はじめに
石油業界では、1998年の再編によりそれまで上流(原油生産)と下流(精製・石油化学)に別れていた分業体制が廃止され、各社ともに一環体制がしかれました。中国石油(ペトロチャイナ)が管轄する中国西部・北部には油田やガス田などが多く、経営に占める原油生産の割合も高くなっています。

中国石油化工(シノペック)が管轄する中国東部・南部は、広大な市場を有しており、製油所や化学工場などの設備も多く保有しているので、経営も下流の精製や石油化学が中心となっています。したがって現状でも上流はペトロチャイナ、下流はシノペックと大きく役割分担されているのが実情です。今回は下流部門である精製・石油化学部門に的を絞って見ていくことにします。

■活動地域の分布図

主要石油化学会社
企業名系列2001年売上高
(100万ドル)
2002年生産能力
エチレンポリプロピレン
上海石油化工中国石油化工2,440850340
揚子石油化工中国石油化工1,548650400
吉林化学工業中国石油1,439530-
錦州石油化工中国石油1,044-20
斎露石油化工中国石油化工84845070
広州分公司中国石油化工763200170
北京燕山石油化工中国石油化工719660440
大慶石油化工中国石油-530140

■ エチレン
原油から生産されるナフサから作られ、プラスチックや合成繊維・合成樹脂などの化学製品の原料となる。

■ ポリプロピレン
原油から生産されるナフサから作られ、合成樹脂・合成繊維に用いられる。

石油化学業界の最近の動向
石油化学業界は豊富な国内需要に供給がまったく追いついていないのが現状です。2003年の数値では国内のエチレン需要が1300万トンなのに対し、輸入がその60%にあたる800万トンにも達します。もちろん国内石油化学各社も大規模な設備投資を進めているのですが、それにもまして国内需要の伸びが大きいため、当面は輸入に頼る状況が続きそうです。

外資との提携
中国の石油化学業界では技術協力・資金調達などを目的に欧米メジャーとの提携が近年活発化しています。中国石油化工は100%完全子会社を香港市場に上場させ、その20%にあたる株式を市場に上場、35億ドルの資金調達をし、そのうち15億ドルはBP、シェル、エクソンモービルなどの欧米メジャーが出資しました。また傘下企業の欧米メジャーとの合弁会社設立も積極的に進められています。

合弁企業名投資額エチレン生産量投資相手
上海石油化工上海賽科石化27億ドル70万トンBP(英国)
揚子石化揚子巴斯夫40億ドル60万トンBASF(ドイツ)
福建石化泉州石化40億ドル60万トンエクソン・モービル(米)
天津石化合弁会社29億ドル60万トンダウ・ケミカル(米)





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text 2006/03/15







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