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家電業界
vol5

ハイアールについて


はじめに
三洋電機との提携によりいまや日本でもその名が知れ渡るようになったハイアールについて今回は見ていきます。ハイアールはブランド価値向上や海外戦略に成功した企業としても有名です。

ハイアールの歩み
84年 前身である青島冷蔵庫総廠誕生。
青島市で倒産の危機にあった小規模企業2社が合併してできた集団所有制企業。 工場長として現在のハイアール最高首脳でもある張瑞敏氏が派遣。 さらにドイツのリープヘル社から冷蔵庫の生産技術が導入される。 当時の売上高384万元、累損147万元
89年 株式会社へと移行
91年 フリーザーやエアコン工場を傘下におさめる
92年 社名を海爾集団へと変更。
93年 上海A株市場へ上場。

圧縮成長
ハイアールを端的に表す言葉として圧縮成長が上げられます。
圧縮成長とは短期間での成長を意味し、欧米の家電企業が100年、日本が50年、韓国が25年かかった成長の期間を10〜15年で達成するという試みです。

ハイアールは2001年までの17年間で年率78%の成長を達成しており、 多くの中国企業も圧縮成長をひとつの目標としているといわれています。

発展段階


■ 第一段階(84〜91年)
取扱商品は冷蔵庫一本。
大量生産によるコスト重視ではなく、品質とブランド価値の向上に努める。

冷蔵庫のエピソード
意識改善のため不良判定の冷蔵庫76台を、従業員の前でハンマーでたたき壊す。
(当時、冷蔵庫1台の価格は従業員の賃金の約2年分、普及率も1000戸に2〜3戸ほど)
■ 第二段階(92〜98年)
エアコン、フリーザー部門に進出。
さらに家電全般へも事業を拡張。
中国企業18社を吸収・合併。

■ 第三段階(99年〜現在)
国際化戦略を進める

国際化戦略
ハイアールの国際化戦略は主に「三つの三分の一戦略」と「先難後易」からなります。

■ 三つの三分の一戦略
「国内生産・国内販売」、「国内生産・海外販売」、「海外生産・海外販売」、
それぞれ三分の一ずつ占めるようにもっていく経営戦略。

■ 先難後易
最初に規格や仕様の厳しい欧米市場に進出し、認知度を高めて
南米、中東、東南アジアなどの発展途上国に進出する。

■ 海外展開の内訳
海外工場・生産基地 − 22ヵ所(建設中も含める)
製品販売市場    − 160ヵ国
海外貿易センター  − 56ヵ所
海外販売拠点    − 5万8000余り

■ 事業提携
2002年1月三洋電機と、2月には台湾の声宝集団と生産・販売業務に関する包括提携を結ぶ

米国市場への挑戦
1999年、米国に冷蔵庫工場(生産規模年間20万台)・デザインセンター・マーケティングセンターを設立し、「設計・生産・販売」の体制を確立する。 大手百貨店・大型チェーンストアの大半で商品を販売。 米国での冷蔵庫の市場シェアも現在20%を超え、特に小型冷蔵庫の消費者からの支持が高い。





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text 2005/11/13







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