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2005年7月21日、中国人民銀行は人民元の2%切り上げ、 通貨バスケット制への移行を発表、同日中の実施に至りました。
通貨政策の抜本的な見直しは1994年7月以来11年ぶりのことです。
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これまで
・1ドル=8.2760元―8.2800元の範囲内
・実質のドル・ペッグ制(ドルに固定)
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今回の改正
・1ドル=8.11元(実質2%の切り上げ)
・円、ユーロも含めた通貨バスケット制に移行(構成割合は非公開)
・人民銀行が発表する前日の終値をもとに上下0.3%の範囲内で変動
(さらにドル以外の通貨ではこの範囲が1.5%にまで拡大される。)
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複数の通貨を自国経済とのつながりの度合いでそれぞれに割合を決め、
加重平均して求めた数値と自国通貨を連動させる仕組みです。
複数の通貨を1つのバスケットに放り込むと言うイメージからこの名がつきました。
複数の通貨と連動させることで単一通貨との連動に比べて変動幅を小さく抑えることができます。
例えばドルが10%上昇したとしても、バスケットの中のドルの割合が5割なら5%の変動に抑えることが出来ます。
通常通貨バスケット制を採用している国では投機を防ぐ等の目的からか
各通貨の構成割合は非公開なのが一般的です。
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すでにこれまでの人民元切り上げ特集でも述べてきたことですが、
政府による人民元の価格維持のために元売りドル買いを進めた結果、
中国はすでに外貨準備高が2005年6月時点で7110億ドルまでふくらみ(元の切り上げを見越した投機マネーの流入などの要因もあり)、さらに市場には大量の元が流入することになってインフレ懸念まで出始めている状況です。
今回の改正では実質2%切り上げとなりましたが、
今後も元の価格を維持するために元売りドル買いは続くと見られ、
外貨準備高の増加、インフレ圧力の拡大は進むものと思われます。
いくつかの試算では元は8〜10%ほど切り上げる必要があるとの声も聞かれます。
今後は今回のような小幅な切り上げを段階的に進めるのか、
それともある時点で変動相場制へと移るのか、
しばらく今の状況を続けるのか、意見が別れるところでしょう。
また今回0.3%の範囲内で変動すると言う方針も発表されました。
実はこれまでも0.3%の範囲内で変動すると定められていたのですが、
実際はほぼ固定された状態でした。
今後はどうなるのか。じっさいに0.3%幅の変動を容認し、
徐々に元の切り上げに移していくのか、
そうした点も注視してみていく必要があると言えるでしょう。
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