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通信業界
vol4

小霊通について


小霊通とは?
中国の電話会社は固定電話会社の
中国電信、中国網路通信、

携帯電話会社の
中国移動通信、中国聯合通信
とに分類することが出来ます。

小霊通とは中国の固定電話会社が展開する固定電話網を利用した
PHS携帯サービスのことです。

小霊通という名は米国スターコム社が中国の漫画の主人公からつけたものです。

ユーザー数は2003年で3605万人(前年比173.1%増)、2004年6月の加入者数は5579万人に達します。 携帯電話の加入者数は3億3500万台(2004年度)と巨大ですが、
小霊通が奪っていった市場もかなりのものとみられます。

通話料が安い
小霊通は既存の固定電話網を利用するため
携帯電話の1/2〜1/4という通話料の安さが最大の魅力となっています。

また新規の設備投資、運営コストも低く抑えることが出来るので、固定電話会社も投資には積極的です 。端末も通常の携帯に比べて低価格で販売することができます。
このように様々な面で低コスト・低価格というのが小霊通の最大の特徴です。

携帯各社も値下げで対抗してますが、 その結果、ARPU(ユーザー一人当たりの月平均売上高)の低下を招くなど、 収益にも影響を与えています。

あくまで固定電話
小霊通は携帯端末ですが、携帯ライセンスを持たない固定電話各社は、これを固定電話の一つと捉えられており、情報産業部が発表するデータも小霊通の伸びは固定電話の伸びとしてカウントされています。
ここ数年携帯の伸びに押されていた固定電話加入者数の伸びも小霊通の普及にともない、ここにきて再び勢いを取り戻してきました。

小霊通が固定電話として扱われている事のメリットとして、携帯電話のようにその端末の開発に厳しい生産許可制や生産量調整が伴わないことがあげられます。
これにより多くのメーカーが端末開発に参入し、結果として豊富な商品ラインナップをそろえることができ、それが消費者の選択の幅を広げることになるとして人気の要因にもなっています。

使用エリアが限られる
小霊通は固定電話網を利用するため使用エリアが限られ、地域制限を受けるといったデメリットを抱えます。 さらに政府の第3世代携帯普及の動きともあいまって、 これまで情報産業部が上海や北京をはじめとした大都市への普及を禁止してきました。

しかしながら2004年に入って北京や上海、広州などの大都市でも小霊通が開放される動きが広がっています。

また今後予定されているカード式端末の登場で、これまで端末に記録されていた個人情報や割当番号などがカードに記録される形式へと変わり、各地域でカードを購入することで同一端末で複数の地域での使用が可能となりました。
これによりまた一歩携帯と同等のサービスに近づくことになります。
また一つのカードで、機能・デザインの異なる複数の端末を利用できるといった
小霊通独自の利用の仕方も可能となります。

各社のユーザー数
・中国電信
2004年6月小霊通ユーザー数前年度比42.7%増で3600万人に。
・中国網路通信
2004年6月小霊通ユーザー数は1700万人に。

今後
固定電話会社も携帯事業ライセンスの取得を申請しており、 小霊通から、本格的に携帯事業に進出したいと言うのも本音でしょう。 それまでにノウハウや顧客を確保する上でも小霊通の展開というのは 非常に有用であるといえます。

料金で固定電話と同水準の小霊通が第3世代の登場ですぐにも減速するとは考えにくく、
低価格を武器に今後も順調にその市場を成長させて行くことが予想されます。

しかしながら、2005年は第3世代解禁目前の年とされ、固定電話2社もライセンスの取得を目指しています。第3世代携帯と小霊通のネットワークでは設備面、コスト面などで共存には限界があることから、 徐々に第3世代携帯へと投資の軸足を移していき、 小霊通への投資は年々縮小して行くのではないかと見られています。

小霊通は今後も数年は順調に成長していき、その後は安定成長へと移っていくのではないでしょうか。

なお、政府による競争力の確保や、事業規模の拡大と行った思惑から、 携帯2社と固定2社を相互に合併させて、メガキャリア2社に再編するのではないかと 行った見方も一部で見られるので、そうなると小霊通はどうなるのかなどなど、今後の動きにいっそう注目が集まります。





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text 2005/03/06







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