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ビール産業 vol4
外資の動向
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アメリカやドイツをはじめとした先進諸国のビール市場は、もはや成熟産業となっており、
これ以上の大きな拡大が期待できない中、注目されているのが中国市場です。
ビール市場では2002年にアメリカを抜いて1位の座について以来、
毎年5%近い成長を続けています。市場規模は日本の約3倍です。
また個人1人当たりの年間消費量も日本の約1/3、ドイツの1/9で、
こうした点もかんがみれば、まだまだ成長余地が多いに残されているといえます。
日本企業をはじめとして、世界の大手もこぞって中国市場に参入しています。
そこで今回は日本を含む外資系大手の中国市場での動向を見ていくことにします。
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■ アンハイザー・ブッシュ(アメリカ)
・世界最大手
・生産量 - 1500万kl(2002年度)
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業界第2位のSABミラーとのハルビンビールへの出資を巡る競争のなか、
2004年5月19日、出資決定を勝ち取る。
ハルビンビールは今後は私有化により
2004年11月19日に上場廃止決定。
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中国1位青島ビールにも出資。2003年時で同社への出資比率は9.9%を達成。
段階的に引き上げる予定で最終的には27%となる模様。
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■ SABミラー(南アフリカ)
・世界第2位
・生産量 - 1230万kl(2002年度)
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1993年に華潤集団と合弁で華潤ビールを立ち上げる。出資比率は49%。
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■ インターブリュー(ベルギー)
・世界第3位
・生産量 - 970万kl(2002年度)
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珠光ビール(24%)、南京ビール(80%)に資本参加。
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■ ハイネケン(オランダ)
・世界第4位
・生産量 - 880万kl(2002年度)
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金威ビールに21.44%出資。最近は更なる出資拡大を画策している模様であるが、
親会社である広東控股有限公司は、出資拡大に強硬に反対している。
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■ キリンビール(日本)
・世界第10位
・生産量 - 360万kl(2002年度)
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2005年1月現地持ち株会社を設立。日本企業の中では遅れが目立つ。
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2004年11月には大連大雪ビールへの資本参加(25%)を決定。
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■ アサヒビール(日本)
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中国最大手青島ビールとの合弁を手がける。
合弁企業は、青島ビ酒朝日飲食有限公司(60%出資)、深セン青島ビ酒朝日有限公司(49%出資)など。
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北京の老舗・北京ビールと資本提携。
同地区は中国2位の燕京ビールが大きなシェアを握る。
同市場はかつては北京ビールが市場を制覇していた。アサヒビールによる 北京ビール復権への手腕が問われる。
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■ サントリー(日本)
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上海地区では45%(2003年度)のシェアを握り堂々の1位を確保。
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サントリーはさらに上海での地盤を固める模様で、2005年1月には
同地区2位の上海東海ビールの買収を発表。 これにより
上海地区での5割以上のシェアを確保することになる。
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こうしてみると上位4社のうち3社は外資による資本参加を受けているのが現状です。
また中堅メーカーでも資本参加を受けているところは少なくありません。
純粋な独立資本を維持しているのは、大手では中国2位の燕京ビールのみです。
中国のビール業界を通して、アサヒやキリンをはじめとした日本の大手だけでなく、
世界の大手もこぞって参入しており、さながら世界の競争の縮図を見ているような
状況です。
そんな中で燕京ビールが独立資本で健闘して行くのは
大変なことでしょうが、厳しい競争にさらされて企業体力をつければ、
逆に今度は世界にうって出る事も可能です。
もちろん資本参加を受けている中国大手も、提携先のノウハウやブランド
を最大限に活用してシェアの拡大に努めてくることでしょう。
外資と中国独資と行った構図で業界を見て見るのも
面白いかもしれませんね。
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