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日本ではローンによる自動車購入は一般的ですが、
中国でも信用システムや法体系の整備などにより
ローンを利用する人の割合が増加傾向にあります。
今後の自動車産業の動向を判断する上で、
自動車ローン分野も重要となってきますので、
今回はその点について見ていくことにします。
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中国の自動車販売の急成長の背景にはもちろん経済成長もありますが、
自動車ローン販売の増加といった要因も見過ごせません。
しかしながらその額が増えてくるにしたがって、信用システムの不備やずさんな審査などを要因とした不良債権の増加といった問題も深刻になってきており、
2003年末の自動車ローン残高1800億元に対し、そのうちの945億元はすでに不良債権化しているといった試算もあります。
半分以上が不良債権化しているのですからこれはそうとうな問題です。
共通の個人信用システムも整備されていませんでしたし、審査ノウハウも未熟で、
たとえばまだローンが残っているのに、新たなローンがくめたりするといったような
状況でした。
このため自動車ローンを抱える商銀各社は大きな不良債権を抱えてしまい、
また、不良債権額の8割は4大商業銀行が占めているいわれ、
なかでも農行銀行が最も大きなの金額で
300億元を抱えています。
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中国政府もこの点に関しては非常に憂慮しており、規制強化といった具体的な対策にもうって出ました。
これまでは数日で済んだ審査も2週間以上とし、審査基準も強化されました。
対策が功をそうしたのか販売店の中にはローン販売の比率が20〜30%代から、一気に5%にまで下がったといった報告も出ています。
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2004年8月17日、新規制として「新・自動車ローン管理規則」が交付され、
10月1日に施行されました。 これまでは1998年交付の自動車ローン管理規則にしたがってきましたが、今回交付された新たな規制により、種々の改正、新規の規程の追加などがはかられました。
以下にこれまでのものと今回の規制との違いを比べてみました。
■改正
・貸し手の範囲
国有独資商業銀行 → 各商業銀行、信用金庫、自動車メーカーのローン会社
■新規追加
・ローン比率
個人車は自動車本体販売価格の80%、商用車は70%、中古車は50%。
・ローン期間
5年以内、中古車3年以内、ディーラー1年以内。
・借り手の細分化
借り手を個人、ディーラー、金融機関などに細分化して、
それぞれに貸付条件やリスク管理を設定する。
・制度の細分化
審査と貸付の制度を分離。
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外資系自動車メーカーの自動車ローン事業参入では、すでにGM、VW、トヨタ、フォードの4社が設立認可を受けており、そのうち実際開業認可を得て営業を開始しているのはGMと、VWの2社になります。
トヨタも2004年12月に開業認可を得ており、2005年1月には開業して営業を開始する予定です。フォードは2005年春営業開始を予定してます。
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過去2年間の数値では全販売に占める自動車ローン販売の割合は20〜30%近くありました。
それが新たな管理規則の施行により5%近くにまで減ってしまったので、
全販売額への影響も当然大きいものだと予想されます。
実際今年度の2004年度の販売額の伸びが低迷した要因として、
自動車価格の低下による買い控えなどと共に、自動車ローン規制の強化を
上げる声も少なくありません。
今後は今回の管理規制施行や当局の取り組みなどにより
自動車ローン業界の健全化が促進されるはずです。
またノウハウを持つ外資の参入もそれを後押しすることでしょう。
5%というのはまだまだ成長余地の高い数値といえます。
というのも欧米先進国では70〜80%が平均です。
ローン業界の健全化がすすみ、利用者も増加してくれば、
自動車販売への拡大の大きな下支えとなるはずです。
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