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家電業界
vol3

エアコン部門について


エアコン市場について
中国のエアコン業界は競争が激しく生産台数も爆発的に伸びており、いまや世界で作られるエアコンの2台に1台は中国製とまで言われる程の勢いです。国内市場も順調に拡大しており、世界のエアコン市場は5000万台のなか、中国市場は2000万台と推定されています。

国内メーカー同士による競争も激しく、2000年度は400社近くあった同業者の数も2004年度では約90社にまで淘汰がすすんでいます。また上位による寡占化もすすんでいて、2003年度の上位10社の市場シェアは約85%、残りの15%を70社近いメーカーが競っている状況です。

価格競争が激しい理由にはもちろん参入企業の多さもありますが、中国のメーカーは専門企業から購入した部品を組み立てて作るというビジネスモデルが大半であるため、技術力では差が付きにくいため、デザインや価格などで競争せざるをえないといった事情も関係しています。

こんな中エアコン市場トップの海爾(ハイアール)はいち早く価格競争から抜け出し、徹底したアフターケアや顧客サービスなどで、ブランド価値を高め、成功した企業の一つです。

エネルギー問題について
中国は電力問題が深刻で、特に夏季のエアコン消費電力量の増大は大きな問題となっています。このため節電対策に優れたエアコンというのが求められています。

政府も省エネ商品の開発を推奨していて、2004年6月30日の国務院常務会議で承認されたエネルギー中長期発展計画案では、エネルギー効率限定値にも触れており、これによりエネルギー効率の悪い商品しか生産できない中小企業は実質市場から閉め出される事になります。同時にエアコン製品のエネルギー効率の性能を5段階にランク分けし、消費者、メーカーでともに省エネ意識を喚起させると言った案も打ち出されています。

エアコン主要メーカーの動向
海爾集団
2003年9月〜2004年7月までの国内シェアは17.9%でトップ。

格力空調
2003年9月〜2004年7月までの市場シェアは12.1%

広東美的集団
エアコン生産で中国最大手
2003年9月〜2004年7月までの市場シェアは10.9%

広東科龍
空気洗浄機能がついた「健康」でヒットを飛ばす。
年産能力は600万台を誇る(2004年度)
2003年9月〜2004年7月までの市場シェア11%で第3位

今後について
エアコン各メーカーは原料である鋼材・プラスチック価格の高騰、価格競争の激化、その他様々の要因にさらされ、各社厳しい状況です。さらに消費者も現在では「健康」や「省エネ」といった付加価値に注目し始め、単に安いだけでは売れない時代へと突入しました。

ここ数年でメーカー数も激減し、上位メーカーによる市場占有率も拡大しているなか、今後も中小零細メーカー、技術的に劣るメーカーの脱落、大手メーカーへの寡占化が進むものと予想されます。





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text 2004/11/13







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