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2002年度には毎月500万人増のペースで加入者を増やしてきた携帯電話市場も、2003年上半期になるとややペースダウンしてきました。その理由のひとつに「小霊通」の登場があげられます。小霊通とは大手固定電話会社中国電信(チャイナテレコム)と中国網路通信(チャイナネットコム)が展開している、固定電話網を利用した中国版のPHSで、昨今急速な契約加入者数の伸びを見せています。
しかし1年を通してみると、情報通信部の発表による固定電話契約者数と携帯電話契約者数は、それぞれ2.63億人、2.69億人となり、増加のペースも前年の勢いを維持しています。またここにきて、携帯電話契約者数が固定電話契約者数を追い抜いた点にも注目です。やはり携帯電話の伸びの勢いがすごいというのが見て取れますが、固定電話の伸びも負けじとさらに拡大している点も見過ごせません。固定電話契約者数拡大の最大の要因はやはり小霊通だといえます。PHSは携帯電話でなく、固定電話の分類で集計されるため、このような結果となりました。
こうした中国携帯市場の飛躍的な拡大により、固定電話と携帯電話の契約者数の合計は5.32億となり、世界第一位の座を獲得しました。中国の携帯市場はまだまだ発展途上といえます。世界市場に占める存在感が今後さらに増してくることになるでしょう。
●中国の固定電話ユーザー数の推移(万件)
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年度
| 1998年 | 1999年 | 2000年 | 2001年 | 2002年 | 2003年 |
| 件数 |
8,735 | 10,881 | 14,441 | 17,903 | 21,442 | 約26,300 |
●中国の携帯電話加入者数の推移(万件)
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年度
| 1998年 | 1999年 | 2000年 | 2001年 | 2002年 | 2003年 |
| 件数 |
2,356 | 4,324 | 8,526 | 14,481 | 20,662 | 約26,900 |
●通信業界の収入規模の推移(億元)
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年度
| 1998年 | 1999年 | 2000年 | 2001年 | 2002年 | 2003年 |
| 金額 |
2,279 | 2,788 | 3,498 | 4,006 | 4,626 | 5,150 |
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小霊通の最大の特徴が携帯電話の4分の1という通話料の安さです。価格という武器を最大限に利用して、固定電話会社である2社(中国電信、中国網路通信)が、携帯電話会社(中国移動通信、中国聯合通信)に対して反撃に出た形となりました。
通信セクターの売り上げ全体に占める携帯電話の割合も、2003年度時でまだまだ半分近くを占めるトップシェアでこそありますが、減少に転じていますし、その逆に固定電話の割合は増加しています。
こうした状況にもちろん携帯電話の両者も手をこまねいているわけではなく、値引きなどで対抗してはいますが、その結果ARPU(ユーザー一人当たりの月平均売上高)も減少に転じ、収益にも影響を与えています。
そんな小霊通ですが、いい話ばかりではありません。ユーザーにとっては価格というのは最大のポイントでしょうが、まず使えるエリアが限られている点、少しつながりにくい点など、いくつか改善が求められる所もあります。こと使えるエリアに関しては、固定電話会社の北京や上海など大都市への拡大といった思惑とは反して、第3世代携帯を普及させたいという情報産業部の意向から、以前制限されている状況です。
●通信部門の売り上げ内訳
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部門
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2002年
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2003年
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固定電話
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31.9%
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33.1%
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携帯電話
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48.8%
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46.2%
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長距離電話
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12.2%
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14.9%
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データ通信
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4.7%
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5.4%
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ページャー
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0.9%
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0.4%
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衛星通信
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0.2%
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0.1%
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*資料 情報産業部
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