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高速道路業界 vol1
中国の高速道路業界について



高速道路業界の歴史
中国の高速道路の歴史もまだ日は浅く、1988年に上海=嘉定の間に建設されたのがその始まりです。当時は522キロメートルだった総延長距離も、1999年10月に1万キロメートルを達成して世界第4位となり、さらに2年後の2001年には1万9千キロメートルを突破してアメリカについで世界第2位の規模にまで拡大しました。2002年度は2万5100キロで、1万キロを突破してからというものその勢いは加速度的にましてきています。これには政府が1998年から毎年2000億元もの巨費をインフラ整備に投じてきたことが背景にあります。

ところで日本の総延長距離はというと約7千キロメートルで、アメリカ、中国、ドイツについで4位です。

高速道路業界の特徴
中国の有料高速道路には料金徴収期間というものが定められており、それは通常30年とされています。そのため事業を継続、拡大させていくためには、積極的な投資が必要なのです。

高速道路業界の今後
中国の道路の面積に占める割合は、100平方キロメートルに対して15キロしかなく、アメリカの65キロと比べると大きな開きがあります。また道路総延長に占める高速道路の割合もアメリカで1.42%、オーストラリアで2.29%なのに対して、中国では1.16%しかありません。先進国と比較してみても、高速道路網の整備拡張の余地は大いに残されているといえます。

中国は今後30年間で総面積3万5千キロメートルに達する高速道路システムを計画してます。これは首都、直轄市および各省(自治区)の省都都市を貫通、人口100万人以上の特大型都市と、人口50万人以上の大都市の93%を連結貫通して、連結する都市が200以上にもなる予定で、総人口の半分6億人をカバーする計画です。

2020年には高速道路総距離が7万2千キロに達するといった試算もあります。中国の国土と人口を考えればアメリカを抜いて世界第一位になることも十分に考えられる事態です。

西部地域の道路整備
西部地域とは通常陝西、甘粛、寧夏、青海、新彊、重慶、四川、雲南、貴州、チベット、内蒙古、広西など12の省・直轄市・自治区をさし、総面積は686万7000平方キロメートルで全国総面積の71.5%を占めます。

交通運輸では水路、鉄道、道路とありますが、総距離数で見ると90%以上を道路が占めます。しかしこれでも道路の総距離は経済発展の必要性から見ればその需要に十分にこたえているとは到底いえません。というのは東部地域の高速道路状況と比較すれば一目瞭然です。2001年度のデータでは東部地区の高速道路総距離が1万878キロで全体の56%、中部地区だと5014キロで25.8%を締めるのに対し、西部地区では3545キロで18.2%でしかないのです。総面積と比較すれば整備の遅れがよくわかります。また高速道路の総距離が1000キロを越す省の数も東部で5つなのに対して西部と中部ではそれぞれひとつづつしかありません

西部の交通道路の整備が進まない原因として技術水準の低さや道路建設資金の調達の不備、政府の積極的な支援や対策などの不足などが挙げられます。

政府の国家的な重点プロジェクトのひとつ西部大開発を進めていくためにも、インフラの整備、中でも高速道路網の拡充は欠かせません。すでに1999年に打ち出された同プロジェクトでも高速道路6000キロメートルを含む1万7000キロメートルの道路網整備計画が進められています。さらに交通部が「西部地区の道路発展の加速に関する総体的企画」を作成し、これによると2020年までに東部、中部、西部にまたがる8本の国道主幹線を完成させ西部の経済発展を推し進める計画です。


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text 2004/11/29







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