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ビールといえばドイツやアメリカをまず最初に思い浮かべるひとが多いかと思いますが、中国はなんと世界第1位のビール生産大国なのです。生産量は2358万キロ・リットルで、ついでアメリカ、ドイツ、ブラジル、ロシアと続き、日本は昨年から1つ順位を落として6位に位置してます(2003年度)。前年度からの増加でみても、アメリカで0.7%であるのに対して、中国はなんと5.0%、しかもその勢いは今後も続く見込みで、その差はさらに開いていくことになります。
中国は世界第一位とはいえ国民1人あたりの消費量で言えば日本の3分の1、ドイツの9分の1でしかなく、内陸部にはまだまだビールが浸透していない地域も多く、成長余地もかなり残されています。
ちなみに日本の前年度の伸び率は2.8%減でした。日本メーカーも国内市場の縮小、中国市場の拡大に直面し、積極的に中国進出を進めています。サントリーなどは早くから力を入れていて、各地のシェアで軒並み中国メーカーがトップを独占してるのに対し、上海で外国資本ながら1位のシェアを獲得しています。
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中国のビール産業は小規模乱立状態が続いています。国内の企業数もなんと400社を数え、上位三社(青島、燕京、華潤)をあわせても40%にも満たないのです。日本が上位4社で90%近いシェアをにぎってるのと比較すればその差は一目瞭然です。中小、零細企業も多く、品質や生産効率の悪い企業、赤字経営の企業も少なくありません。
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中国は2002年にWTOに加盟しました。ビールにかけられている関税もいずれ引き下げられる事が予想されるため、国内メーカーは輸入ビールとの競争にさらされることになります。成長市場ですので多くの外国資本の参入により、競争の激化は避けられないでしょう。生産効率、品質ともに劣っている小さな企業ではとても太刀打ちできません。
大手とはいえ、安泰ではなく、早急に外資と戦えるだけの体力作りに取りくむ必要があります。そのため上位陣を中心として積極的な企業吸収・合併(M&A)が近年盛んに行われています。今では上位三者の生産規模も100万トンを越え、2位の燕京で200万トン、トップの青島では今年度予想で360万トンを掲げています。この数字は世界トップクラスを意味します。(参考、キリン340万トン、アサヒ280万トン、サッポロ110万トン。2001年度)
今後もさらに企業吸収・合併の熱は止みそうにないため、大手による寡占が進むことが予想されます。競争激しい業界です。新たな合併による大手への食い込み、外資のシェア拡大など、まだまだビール業界は波乱の様相を呈しています。
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