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中国の株式市場
まずは中国株が取引されている株式市場についてみてみましょう。中国には上海・深セン・香港の3つの市場があります。上海と深センの市場は別名「本土市場」とも呼ばれています。

上海と深センの市場には上下10%の値幅制限がありますが、香港の市場にはありません。上海と深センの市場には先物取引やオプションなどのデリバティブ(派生商品)がありませんので、リスクヘッジが困難なことから大口の機関投資家の介入が少なく、そのため値動きが激しくなる傾向があるので注意が必要です。

上海と深センの指数の基準値は100で、香港のH株・レッドチップ・GEMの基準値は1000です。


市場の特徴
立会時間
呼値
売買単位
値幅制限
各取引所の休場




市場の特徴

市場 上場数 取引通過 上場企業の特徴
上海市場
811社
A株 757社 人民元 中国人専用です。中国本土の企業が上場してます。
B株 54社 米ドル 外国人も取引可能です。中国の代表的な企業などが上場しています。
深セン市場
544社
A株 487社 人民元 中国人専用です。上海市場よりもやや知名度の落ちる企業が上場しています。
B株 57社 香港ドル 外国人も取引可能です。中国の代表的な企業などが上場していますが、上海市場に比べると企業の知名度はやや落ちます。
香港市場
1020社
H株 83社 香港ドル 香港市場に上場している中国(本土)企業。国有企業が多い。
レッドチップ 71社 香港市場に上場している香港企業
ハンセン 33社 香港市場に上場している中国企業のうち、ハンセン指数に組み込まれている企業。
GEM 180社 ベンチャー市場。IT銘柄が多い。



立会時間
中国本土と香港ではそれぞれ取引時間が異なります。また中国と日本では時差があり、現地時間は日本時間よりも1時間遅れています。

立会時間(日本時間)
前場 後場
上海市場 09:30〜11:30
(10:30〜12:30)
13:00〜15:00
(14:00〜16:00)
深セン市場
香港市場 10:00〜12:30
(11:00〜13:30)
14:30〜16:00
(15:30〜17:00)



呼値
上海、深セン両市場の呼値はそれぞれ0.001米ドル、0.01香港ドルと一律なのに対し、香港市場の呼値は株価によって変化します。

市場 株価 呼値
上海市場 一律0.001米ドル
深セン市場 一律0.01香港ドル
香港市場 0.01〜0.25(香港ドル) 0.001香港ドル
0.25超〜0.50 0.005
0.50超〜2.00 0.010
2.00超〜5.00 0.025
5.00超〜30.00 0.050
30.00超〜50.00 0.100
50.00超 0.250



売買単位
売買単位は上海、深セン市場はともに100株で、香港市場は大半が2000株となってます。

単位未満株(端株)の取扱いについては、中国本土市場と香港市場で大きく異なります。株式分割や、無償増資などにより発生した端株は、中国本土なら1株単位での売り注文が可能です。香港市場では、端株の取扱が、通常の単位株と異なり、端株市場での売買となります。注文は成り行きのみ可で、ディスカウントされた時価より安い値で取引されます。(ディスカウント率はその時その時で違います。)端株の取扱はフォームや電話での受付など証券会社ごとにまちまちです。

市場 単位株数 端株の売買
上海市場 100株単位 同一市場
深セン市場 100株単位 同一市場
香港市場 2000株単位が大半
(銘柄ごとに異なる)
端株市場



値幅制限
上海、深セン両市場の値幅制限はともに±10%となってます。香港市場には値幅制限がありません。1日で大きく変動するというリスクもありますが、企業価値を適正に株価に反映させるという意味では進んだ市場制度だともいえます。

このほか、本土市場にはST(Special Treatment)制度といった中国独特の仕組みがあります。ST銘柄に指定されると値幅制限が±5%になります。ST銘柄とは次の二つの条件のうちどちらかを満たした銘柄に適用される制度です。

1.上場企業が2年連続で赤字となった場合
2.1株あたりの純資産が1人民元を下回った場合

これまではPT銘柄といって、翌年も赤字になった企業が指定される制度があったのですが、これは廃止されました。ST銘柄は国有企業の場合、国からの支援やリストラなどが期待されるとして投機的な資金が集まりやすい側面があるのですが、3年連続で赤字になると上場停止となり、さらに半年後の中間決算でも黒字化できない場合は上場廃止となりますので、初心者の方は避けたほうが無難だといえます。

さらに2003年5月12日から新たに*ST(スターST)制度が採用されるようになりました。これはST銘柄よりもさらに上場廃止の危険性が高い銘柄に適用され、次の上限のどれかひとつに該当する場合がそれになります。

1.直近2年度で連続して赤字を計上した企業。
2.決算書の重大な誤りや虚偽の記載につき中国証券監督管理委員会(CSRC)に修正を指示されるか、または自主的に修正を行なった結果、直近2年度がいずれも赤字になった企業。
3.決算書に重大な誤りや虚偽の記載があり、CSRCに修正を指示されたものの、定められた期間内に修正を行うことができなかった企業。
4.法令や取引所規則などで定められた期限までに中間期決算、期末本決算を発表しない企業。
5.上場停止措置を解除された銘柄に関しては、上場復帰後の第1回本決算発表を公表するまでの間。
6.取引所から認定された他のケース。

中国ではこれまで国有企業でいくら赤字が続いても、上場廃止されることがありませんでした。しかし2001年度にはじめて上場廃止企業があらわれ、より適正な株式市場になるべく上場廃止制度の充実が図られている現状です。

市場 通常株 ST銘柄
上海市場 ±10% ±5%
深セン市場 ±10% ±5%
香港市場 制限なし -



各取引所の休場

各取引所ともに土曜日と日曜日の休日に加え、上海、深セン市場は中国本土の、香港市場は香港の祝祭日が休場となります。祝祭日は新年(1月1日)、春節(1月下旬から2月中旬頃)、メーデー(5月1日)、国慶節(10月1日)などありますが、祝祭日を基準として数日〜数週間の休場となります。(休場期間は毎年変更されます。)

・内藤証券・2004年度各市場休場スケジュール









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